池松壮亮×オダギリジョー、石井裕也監督最新作『アジアの天使』妻夫木聡、大島優子、ハン・イェリほか、共感・絶賛コメント到着!

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6月25日(金)

『舟を編む』で日本アカデミー賞監督賞を最年少で受賞、『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』でアジア・フィルム・アワード、最優秀監督賞を受賞し、その他にも『生きちゃった』『茜色に焼かれる』など数々の名作を発表し続けている石井裕也監督の最新作『アジアの天使』。本作を鑑賞した、日本と韓国の錚々たる俳優陣からコメントが到着した。

石井監督が、あらためて初心に返り、これまでの経験値に頼らずにオール韓国ロケで挑んだ意欲作。優しさと力強さが調和した人間ドラマであり、誰も見たことのない「アジアの家族映画」が完成した。

妻を病気で亡くしたシングルファーザーの青木剛とひとり息子の学、そしてソウルでその日暮らしの生活を送る剛の兄、透。韓国でタレント活動をしているソルとその兄と妹。ソウルから江原道(カンウォンド)へと向かう列車で偶然巡り合った二つの家族は、言葉が通じ合わないにもかかわらず、不思議な旅を共にすることに…。


主人公の青木剛を演じたのは『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』『町田くんの世界』『ぼくたちの家族』など、石井監督作品には欠かせない顔である池松壮亮。剛が身を寄せることになる韓国在住の兄には、石井監督演出のTVドラマ「おかしの家」で主演をつとめたオダギリジョー。元アイドルで売れない歌手のソル役には『金子文子と朴烈』のチェ・ヒソが扮している。

『ぼくたちの家族』『バンクーバーの朝日』『乱反射』とこれまでに石井裕也監督の3作品に出演しており、『ぼくたちの家族』では、池松壮亮と兄弟役で主演を務めた妻夫木聡、石井裕也監督『生きちゃった』に出演した大島優子、そして韓国映画『哭声 コクソン』に出演した國村隼という日本の俳優陣から、作品への共感と称賛を表すコメントが到着。また、韓国からは『ミナリ』の母親役でも注目を浴びたハン・イェリさんと、元「少女時代」のチェ・スヨンの二人から、本作『アジアの天使』の韓国タイトル『あなたは信じないだろうけど』に絡めたコメントが寄せられた。

妻夫木聡 コメント
絶望からみた光はなんだかとても眩しくて、
羨ましくも感じるほど愛に溢れていた
最後、自分に流れた涙の意味はなんだろう
意味なんて必要ないのかもしれない
生きている
ただそれだけで素晴らしいことなんだ

大島優子 コメント
言葉は時には不便になる。時には力にもなる 。
国籍が違っても、言葉が通じ合わなくても、
そこに慈しみの心が共鳴して愛という形が造られる。
不器用に生きる愛しい登場人物たちは、
わたしの目には“人間”ではなく、“天使”に映りました。

國村隼 コメント
それと気づかないうち、現実世界の問題を描きながら、 「こうであれば良いのにネ…」とささやかれているような、 そんな監督の思いが伝わって来るようでした。 この作品のように、日本映画がもっともっと海外に出て、 ハイブリッドとして強くなるのを願っています…。

ハン・イェリ コメント
天使を見たことがある二人の主人公は、それぞれが経験した同じ喪失を媒介に、
お互いの人生を受け入れるために努力し、先の見えない未来を共に生きてみようとする。
あなたは信じないだろうけど、あなたという悲しげで壊れやすい存在は、
いつも他人に頼って生きている。だから恋愛したり、一緒にビールを飲んだりできるんだ。

チェ・スヨン コメント
文化も言葉も違う二つの家族が出会い、お互いの傷を慰め、癒していく。
共にした長い旅の終わりに皆で一緒に食べる美味しい晩ご飯のような、
そんな素朴な幸せだけで満足する人たちが増えたなら、
天使はどこでも見つけられるはず。あなたは信じないだろうけど。


7月2日(金)テアトル新宿 ほか 全国公開

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