池松壮亮とオダギリジョーが本格的初共演『アジアの天使』プレミア上映会実施!日韓キャスト集結に歓喜!

7月2日(金)テアトル新宿ほか全国公開
6月23日(水)

日韓実力派キャストが集結し、オール韓国ロケを敢行した映画『アジアの天使』(7月2日全国公開)のプレミアム上映会が6月22日、東京のテアトル新宿で行われ、主演の池松壮亮、共演のオダギリジョー、佐藤凌、石井裕也監督、そして韓国からはオンラインでチェ・ヒソとキム・ミンジェが参加した。

池松は本作の脚本について「非常に感動させられましたし、どんなオファーが来てもこの作品を成立させなければいけないと思った」と使命感に似たものを感じ、「石井さんのこれまでの歩みを映画に投影しているような気もした。自分自身も役柄同様に丸腰になって“迷子”になりに行こうと思った」と韓国ロケを回想。一方、有客の客席にオダギリは「尾野真千子のように泣きそうです。でもグッと我慢しています」と別作品の舞台挨拶で号泣した尾野のエピソードを引き合いに、温かい笑いに変えていた。

池松とは本格的共演となるオダギリは「もう素敵!とても貴重な俳優であり、これからの日本映画を引っ張っていく逸材」と池松に太鼓判。それに池松は「数え切れず助けてもらって、笑わせてももらいました。オダギリさんはまさに“天使”!」とリスペクトしていた。


これが映画デビューの佐藤は「石井監督から、韓国はマイナス10度だと聞いていて、寒いのは嫌だと思ったけれど、実際は温かかった」と一安心。池松とオダギリには「池松さんは僕の撮影を遅くまで待っていてくれたし、オダギリさんは沢山お話をしてくれました。二人とも優しい方でした」と感謝。当の池松は「韓国では沢山おごりましたし、恋の相談にも乗ったので当然の結果かな?」とジョークで笑わせた。

韓国ロケの理由について石井監督は「人生や映画は途方もなく自由なもの。それなのに自分で制限をかけて自分で息苦しくさせている面があった。それを今回取っ払って自由に映画を撮りたかった」と明かした。

ヒソは「映画の撮影も楽しかったけれど、みんなで食事をしたり、海辺を歩いたり、撮影以外の時間も嬉しかった」と2020年2月の撮影を回想し「食事のシーンでは石井監督から『食べっぷりがいい』と褒められました」と照れ笑い。池松については「目が凄く強い。その目を見つめるだけで色んな感情を感じ取ることができた。機会があればまた共演したい」とラブコール。池松も「こちらこそ!」と再会を心待ちにしていた。

ミンジェは「撮影が進む中で皆さんのことを本当の家族のように感じて、別れるときは大号泣。あれほど別れで泣いたのは初めて。皆さんとまた会いたい。家族としての気持ちを分かち合えたのは嬉しい」と懐かしんでいた。

また映画の内容にちなんで「自分にとっての天使とは?」と聞かれた池松は「石井監督をはじめ、この映画を形にしてくれた皆さん」とキャスト・スタッフに最敬礼。オダギリは「天使とは奇跡」と表し、佐藤は「僕を選んでくれた石井監督」と満面の笑み。ヒソは「1年ぶりに見た凌も天使」と目を細め、ミンジェは「この映画を撮った仲間が天使」と絆を感じさせた。石井監督は「皆さんが映画という不確かなものを信じてくれたことは奇跡です」と本作自体が天使であると表した。

最後に主演の池松は「自分たちが歩んできた奇跡を、これから沢山の方々に観ていただけるのは嬉しい。そしてこの映画が日本と韓国の懸け橋になってくれたら…。日々日韓の懸け橋として活動しているNiziUの方々にも観ていただきたい」と冗談を交えながら呼びかけていた。

7月2日(金)テアトル新宿ほか全国公開

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