『1秒先の彼女』“ワンテンポ遅い”彼の視点で語られる“もうひとつの物語”とは?

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6月1日(火)

第57回台湾アカデミー賞(金馬奨)で最多5部門(作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞、視覚効果賞)を受賞したチェン・ユーシュン監督最新作『1秒先の彼女』より本編映像の一部が到着した。

人よりワンテンポ早い彼女と遅い彼による、“時間”をめぐる新たなラブストーリーの傑作として、すでに「今年ナンバー1!」「圧倒的な至福感に包まれる、最高に愛おしい映画!」と一足はやく本作を鑑賞した評論家たちが絶賛しており、映画ファンから大きな注目を集めている作品だ。

今回解禁された本編映像では、“消えたバレンタイン”の秘密を握るバス運転手グアタイの視点に移り、“ワンテンポ遅い”エピソードの数々が映し出される。ヒロイン・シャオチーとは反対に、かけっこではいつも出遅れ、じゃんけんは後出しばかり。そんな彼とは誰も一緒に遊んでくれないので、いつも大好きなカメラでひとり遊んでいた。職を転々としバスの運転手となったのは、制限速度は40キロで急がなくても大丈夫だからだ。「慌てる必要はない」と自分自身に言い聞かせる彼の日課は、郵便局へ通い、とある宛先へ手紙を出すこと。シャオチーが応対する窓口に呼ばれるため、必ず整理券番号を何枚も手にとるのには、ある理由があった――。

『1秒先の彼女』本編映像

グアタイを演じたリウ・グァンティンは、「グアタイを演じる際のコツは、深呼吸して心を落ち着けること。日常の全ての動作を遅くするよう心掛けると、見落としていた些細な変化を感じることができてとても新鮮でした。現代の急いでいるサラリーマンに特におすすめしたい生き方です」と“ワンテンポ遅い”生き方の魅力を語った。

6/25(金) 新宿ピカデリーほか全国公開

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作品紹介

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