高島礼子・黒谷友香 W主演作品『祈りー幻に長崎を想う刻(とき)ー』美輪明宏より直筆コメント&さだまさしよりコメント到着!

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5月17日(月)

戦争の爪痕が色濃く残る昭和32年の被爆後の長崎を舞台に、焼け落ちた浦上天主堂に残るマリア像を人知れず運び出そうとする鹿と、忍の二人の女性を描いた人間ドラマ、映画『祈り ―幻に長崎を想う刻(とき)―』が、8月20日(金)より、シネ・リーブル池袋他全国公開、8月13日(金)より、ユナイテッド・シネマ長崎にて先行公開する。

本作は、明治の長崎市に生まれ、文学座創設への参加や岸田国士戯曲賞の審査員を務めるなど1990年に亡くなるまで、劇作家・演出家として日本の演劇界に多大な影響と発展に寄与した田中千禾夫(ちかお)が、戦争と原爆の悲惨さを後世に伝えていきたいと1959年に発表し、第6回岸田演劇賞、第10回芸術選奨文部大臣賞を受賞した戯曲『マリアの首-幻に長崎を想う曲-』を原作として初の映画化!

被爆のケロイドを持つカトリック信徒・鹿役に映画『長崎ぶらぶら節』(00)で、第24回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞し、最近作では主演映画『おみおくり』(18)、『犬鳴村』(20)。一方、舞台、ドラマ、CMで活躍中の高島礼子。詩集を売りながら、原爆の跡地で自分を犯した憎き男を探している忍役に映画『TANKA 短歌』(06)で初主演を果たし、最近作では『Daughters』(20)また宮本亞門演出舞台「画狂人 北斎」と映画・舞台・ドラマなど幅広い活躍をみせる黒谷友香。さらに、田辺誠一、金児憲史、村田雄浩、寺田農、柄本明、温水洋一ら個性派・実力派俳優陣が出演!監督は『天心』『サクラ花-桜花最期の特攻-』『ある町の高い煙突』などを手掛けた松村克弥。撮影は髙間賢治、編集には川島章正が手掛けるなど一流のスタッフが結集。そして主題歌には、さだまさしの「祈り」(新自分風土記Ⅰ~望郷編~)を起用!奇しくも浦上天主堂で市民コーラスの方々に協力してもらい収録した楽曲となっている。さらに「被曝マリア像の首」の声を美輪明宏が務め、唯一無二の存在感で作品に神秘的な世界をもたらしている。

長崎県長崎市出身である、劇中の被曝した「マリア像の首」の声を担当した美輪明宏より直筆コメント、本作の主題歌「祈り」を提供した、さだまさしよりコメントが到着した。

◆美輪明宏 被曝マリア像の声


「マリアの首」を演じさせて頂いた美輪明宏です。出演のお話を頂いた時、不思議な御縁を感じました。と申しますのは、戦前の私の養家先が、山里町202番地で、浦上天主堂の近所だったからです。今は平和町と町名が変わっておりますが、天使様の御引き合わせだと思い、お受けさせて頂きました。多勢の心ある方々に、ぜひ御らん頂きたいと思います。

◆さだまさし 主題歌 「祈り」(新自分風土記Ⅰ~望郷篇~より)
日本人として、長崎人としてこの作品を心から応援します。はじめ映画音楽の相談にお出で下さったスタッフの皆さんが偶然僕の「祈り」という歌を気に入って下さったことから、光栄にも楽曲の提供をさせていただくことになりました。この平和の祈りが世界中に届くことを強く信じます。

8月20日(金)より、シネ・リーブル池袋他全国ロードショー!
8月13日(金)より、ユナイテッド・シネマ長崎にて先行公開

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作品紹介

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