アッバス・キアロスタミやウォン・カーウァイも、その才能に惚れ込み高く評価し、作家としても高い実績をもつ、チベット映画の先駆者 ペマ・ツェテン監督の待望の劇場初公開作となる『羊飼いと風船』。公開を記念して「月と金のシャングリラ」の作者である漫画家・蔵西氏からのイラストが到着した。
到着したイラストは、チベットの少年僧の激動の運命を描いた「月と金のシャングリラ」の著者でもある蔵西氏書き下ろし。映画の舞台・チベットはアムド地区にフォーカスしたイラストだ。チベット文化に慣れ親しんだ蔵西氏の豊富な知識から映画の紐解き、食文化や装束、牧畜民の暮らしなど、あっと驚きのチベットのアレやコレを知ることができる。
1枚目は衣装に注目した解説イラスト。女性が身につけているアクセサリーらしきものが、実は牧畜民には必須の道具であった?!劇中の登場人物の服装を基に写実的に描き出す。
2枚目は食卓を囲む家族のイラスト。牧畜民の家庭では、どのように羊を食しているかなど、劇中では語られない仔細な情報ばかりだ。
イラストを描いた蔵西氏は「やっと! チベット映画&文学界のパイオニアともいえるペマ・ツェテン監督の映画がロードショー !変わりゆく東北チベット・アムド。それでも映画の中にはたくさんアムドのパーツが仕込まれています。 より映画を楽しんでいただけたら…と絵解きしてみました。」とコメントも寄せている。
今回、解禁したイラストは一部であるが、全ては映画公式パンフレット等に掲載予定。ぜひ、映画の鑑賞と併せてチェックしてみてほしい。
1月22日(金)より、シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー!