“花束占い”でも互いを信頼し合う強い絆が明らかに!菅田将暉×有村架純が登壇『花束みたいな恋をした』完成報告イベント実施!

(C)2021『花束みたいな恋をした』製作委員会
1月12日(火)

「東京ラブストーリー」(91)、「Mother」(10)、「最高の離婚」(13)、「Woman」(13)、「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(16)、「カルテット」(17)、「anone」(18)など、常に私たちの心を捉えて離さない多くの連続ドラマを手掛けてきた脚本家・坂元裕二が、2020年の東京を舞台に、今を生きるすべての人へ贈るため書き下ろした最新作『花束みたいな恋をした』の完成報告イベントが実施され、W主演の菅田将暉、有村架純、そして土井裕泰監督が登壇した。

本作は、偶然に出会い恋をした二人の5年間を描くラブストーリー。いよいよお披露目となる本作について「今日はこんな状況の中、表舞台でご挨拶できることを感謝しております。」(菅田)、「新年も明けまして、無事にこの映画が皆様に届くと思うと、とても楽しみです。無事に公開できることがこんなにありがたいことなんだなと、ひしひしと感じています。」(有村)、「実は去年の1/12、今日からちょうど一年前がクランクインの日でした。思いもしないことが沢山起きた1年でしたが、完成を報告させていただけることが本当に嬉しいです。」(土井)とそれぞれ喜びを露わにした。

これまでにも映画やCMなどで共演している二人だが、本作で恋人役を演じたことについて菅田は「有村さんとは何かやりたいね、と話しながらもなかなか実現していませんでしたが、今回一番良いタイミングで、良い作品をやることができたと思います。同じ関西人で、同世代の有村さんとの現場は、とても新鮮な気持ちでした。」と明かす。有村も「貴重な同い年の役者さんなので、同じ舞台でお芝居をさせていただくことが嬉しかったです。『何者』から4年程経って、お互い色々な経験を積みながら、今回再会できたと思うので、おこがましいかもしれないけど、同志のように感じていました。お芝居の舞台に立っても、現実世界と地続きしているようにフラットに本番へ向かわれて、心強い役者さんです。」と菅田との共演を振り返った。


また完成した作品を観て菅田は「現場は順撮りでやらせてもらったので、本当にただただ二人で生活して、思い出を作って育んだものが、爆発するという流れがリアルに描かれていました。」と率直な感想を語る。有村は「撮影の一ヶ月半、すごく濃厚で充実した時間を過ごせたので、映画を観たときにも私の中にまだ絹がいて、ずっと続いていくんだろうなと不思議な感覚になりました。坂元さんが脚本をされている台詞や空気感は、今生きている人たちにものすごく刺さるような作品になったんじゃないかなと思いました。」と、絹の心を宿しながら作品を楽しんだよう。本作の脚本は多くの名作を世に送り出している坂元裕二によるオリジナル長編ラブストーリーだが、土井監督は「麦と絹という二人の主人公が、本当にどこかの町でちゃんと生きている人たちに見えるよう意識しました。出会ってから告白し、付き合って、暮らし始めるまで。彼らには毎日自由に演じてもらったし、ひとつひとつの場面に嘘がないよう日記のように積み重ねていけば、最終的には沢山の人に伝わる普遍的なラブストーリーになるかなと、描いていました。」と、丁寧に本作を作り上げた。

恋人としての二人の姿にキュンとする場面も多い本作だが、菅田が一番ドキドキしたシーンは信号待ちでのキスシーン。「一回キスした後に、『こういうコミュニケーションは、頻繁にしたいタイプです』という有村さんの台詞。あれは名言です、言われてみたいですねえ。」と答え、会場は笑いに包まれる。有村も同じ信号待ちでのキスシーンにドキドキしたそうで、「(『信号はまだ変わらなかった』、『押しボタン式信号だった』、『サンキュー、押しボタン式信号』というモノローグについて)押しボタン式信号って、こういう風に使うことがあるんだ!と思いました(笑)」と笑顔を見せる。土井監督は「僕は最後のファミレスのシーンです。菅田くんともファミレスってこういう話してるよなあ、家ではなくファミレスで話すことに意味があったよね、と話していたんです。家だと話がまとまらないから、ファミレスで世間の人と繋がりながら、自分を律しながら冷静に話さないといけない。見ていてヒリヒリしました。」とグッときていた様子。

また今回、『花束みたいな恋をした』というタイトルに因んで、花束を選ぶと、選んだ相手への”本当の思い”がわかる、花束占いを実施!流光七奈(りゅうこうなな)先生監修による本格的な花束占いで、5種の花束の中から、菅田は有村に贈りたい花束を、有村は菅田に贈りたい花束をそれぞれ選んだ。

まず始めに菅田が、「直感的に目がいきました。今日の有村さんの恰好にも似合いそうで、関西人の黄色い部分と、東京に出て仕事をしている赤い部分が、グラデーションでオレンジがかっているところがぴったりだと思います。」とオレンジ色のラナンキュラスの花束を選択。「相手をとても信頼しているようです。お互いに安心できる環境のもと、多くを語らずとも、大切なことが分かり合えたり、お互いの失敗をカバーし合えるような、信頼にあふれた関係を続けていきたいと思っているようです。」という結果に、「めちゃくちゃ当たってますね。」と菅田もびっくり。それを聞いた有村も「主演をやらせていただくときはお芝居のこと以外にも、周りのことを考えて引っ張っていかないといけないですが、菅田さんがいてくれたことによって、お互い主演の負担を分散できたし、一緒に作品を作った同志だと思っているので、すごく嬉しいです。」と占い結果を喜んだ。

「今の髪型とすごく似合う!(笑)髪型で表情も変わるし、今は紫色を渡したい気分でした。」と紫色のヒヤシンスの花束を渡した有村。「相手の喜ぶ顔が見たいと思っており、相手に何かをしてもらうよりも、自分が相手に何かをしてあげたいと望んでいます。打算などとは無縁に、ひたむきにお互いを励まし合い、共に成長していけることを望んでいるでしょう。」という占い結果に「なるほど…僕は心配されているんですね(笑)でも確かに、会う度に『今何やっているの?頑張ってね!』っていつも励ましてくれるかも。」と菅田。有村は「様々なジャンルでご活躍されているし、私がお芝居を考えている以上に、物事やモノづくりのことに対して考えていらっしゃると思うので、ちゃんと疲れたーとか吐き出せているのかな?って、しっかりしている人ほど心配になりますね。」と、この占い結果も見事的中!菅田も有村も互いを信頼し合い、互いに成長していきたいという二人の共通した想いが明らかになった。二人がリラックスして楽しむ様子に土井監督は「撮影も8割、9割が二人のシーンで、気がついたら川見ながら話していたり、一緒にブランコ漕いでいたり、ずっと二人で過ごしていたんですけど、今のやり取りを見ていても、関係性が撮影のときと近いというか、とっても自然体でいられるんだなと思いました。」と、麦と絹の姿を重ねる。

最後に、このような社会状況の中でも、映画の公開を心待ちにしている方に向けて「坂元さんも仰ってましたが、この映画は恋愛自体の面白さや楽しさ、滑稽さや可愛さがすごく丁寧に描かれています。結末以上に、二人の人間がどのように出会って、何を共通言語に二人の時間を育んだのか?恋愛経験がある人は、過去の色々な思い出がほじくられて、こしょばくも愛おしくなるような映画です。この映画を観て、ぜひ温まってください。」(菅田)、「この物語は男女問わず、世代問わず皆様の中にもしまってあるような思い出だったり物語があるのかなと思います。この作品を見終わった後に、眩しい記憶に想いを馳せて、少し口角を上げて帰っていただけたら嬉しいです。恋愛の醍醐味ってこうだよな、ということが沢山詰まっているので、温かく麦と絹を見守って観てください。」(有村)とメッセージを送り、イベントは幕を閉じた。

1月29日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか、全国公開

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作品紹介

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