セーラー服の幽霊の純愛を描くホラー『海の底からモナムール』幽霊役の清水くるみオフィシャルインタビュー解禁!

(C) Besoin d’Amour Film Partners
11月30日(月)

"愛の国"フランス出身の監督が日本で描く、セーラー服の幽霊の純愛物『海の底からモナムール』より、幽霊役を演じた清水くるみのオフィシャルインタビューが到着した。

本作は、エリック・ロメール監督作品の音楽を担当するなど、多岐に渡って活躍するフランスのロナン・ジル監督の長編2作目。溝口健二や増村保造の影響を受け、念願の日本で本作を撮影したジルは、日本のキャストで全編日本語ながら、日本の従来のホラー映画の幽霊とは違う、足があり、セーラー服を着ていて、性欲もある、オリジナリティ溢れるヒロインを描き、ホラーファンもロマンティクなフランス映画ファンも必見の一作となっている。

また、アップリンク吉祥寺では、12/4(金)夕方の回の上映前の初日舞台挨拶に三津谷葉子と杉野希妃が、12/5(土)午前の回の上映前の公開記念舞台挨拶に桐山漣と清水くるみが登壇することが決定した。

主演の清水は、監督曰く、軽度のアスペルガー症候群を患っているために高校でいじめられていたという設定の、セーラー服の幽霊・ミユキを演じている。

Q.いじめられっ子の女子高生が、好きな男性をベッドに誘うということはあまりないのでびっくりしましたが、ギャップをどう埋めましたか?

たしかに日本映画ではあまり見かけないシチュエーションだなと思ったのですが、こういうものなんだなと思い、埋めるというより、脚本を理解するようにしました。

Q.ミユキの生きている時のシーンと幽霊のシーンとで何か違いはありましたか?

「等身大の役を演じてください」と言われていました。生きている時は相手と会話をする、幽霊の時は一人で「愛されたい」と言っているということが多かったです。メイクだとか照明だとかで生きているのか幽霊なのかは表現していくだろうなと思ったので、自分の中で何か特別変えたということはなかったです。

Q.テントの中で三津谷葉子さん演じるカオリの血をストローで吸うシーンが、怖いだけでなくエロティックでもあって、フランス人監督ならではと思いましたが、どのようなことを念頭に演じましたか?

撮影中はエロティックに見えるとは想像していなかったんですけれど、多分監督がそういう風に映したかったんだろうなと完成した作品を観て思いました。ミユキが好きなタクマが好きな彼女なので、嫉妬ですよね。タクマの彼女から良いところを全部吸い取りたいという気持ちなんだろうなと思いながら演じていました。血を吸うということは、好きな人の彼女に内部からなりたいということだと思います。

Q.本作の見どころをお教えください。

一見ホラー映画ですけれど、ホラー映画が観れない人も視点を変えることで、女子高生の切ない純愛ラブストーリーとして観れるので、抵抗なく観て欲しいなと思います。

Q.これから見る方にメッセージをお願いします。

フランス映画を観るような気持ちでラブストーリーを楽しんで頂ければと思います。


12月4日(金)よりアップリンク吉祥寺ほかにてロードショー

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