西川美和監督最新作『すばらしき世界』予告編とポスタービジュアルが到着!

(C) 佐木隆三 /2021 「すばらしき世界」製作委員会
11月25日(水)

西川美和監督が、初めて実在の人物をモデルとした原案小説をもとに、その舞台を約35年後の現代に置き換え、徹底した取材を通じて脚本・映画化に挑んだ『すばらしき世界』の予告編とビジュアルが解禁された。

生きづらい社会の中で、一度レールを外れても懸命にやり直そうとする実在の男と、彼を追う若きテレビマンのカメラを通して「社会」と「人間」の“今”をえぐる問題作。本年度第56回シカゴ国際映画祭にて【観客賞】【最優秀演技賞/役所広司】2冠の快挙を達成し、来年2月の公開を前にすでに国内外から絶賛の嵐を巻き起こしている。

予告編の冒頭、雪が降り積もる重い鉄の扉から一人の男、三上正夫(役所広司)が出所してくる。人生の大半を刑務所に服役をした彼は「今度ばかりは堅気ぞ。」と意気込み新たな生活を始めようとするのだが、再就職の相談に訪れた社会福祉課や、免許の再発行を求めた教習所の教官らに厳しくはねつけられ、13年ぶりの社会復帰は思うように運ばない。そんな悪戦苦闘する三上の存在を知ったテレビマンの津乃田(仲野太賀)と吉澤(長澤まさみ)が、テレビ番組のネタにしようと三上に近寄ってくる。ある日、ふたり組のチンピラに絡まれているサラリーマンを見かねた三上は、チンピラたちを暴力で叩きのめしてしまう。吉澤の指示でビデオカメラを回した津乃田は、初めて目の当たりにする三上の一面に言葉を失う・・・。

津乃田は「何で闘ってぶちのめすしか策が無いと思うんですか。そこが変わらない限り、あなたは社会じゃ生きていけない。」と三上に社会復帰への姿勢を諭すが、三上は「お前らみたいな卑怯な人間になるくらいなら、死んでけっこうたい‼」と激しい怒号を浴びせるのだった。人生のレールを踏み外した男が見た、新たな世界とは―。三上の見つめる先には何が広がって見えるのか。

『すばらしき世界』予告編

犯罪者に関わらず、日常の小さなきっかけで意図せず社会から排除されてしまうことは、誰の身にも起こりうること。一度社会のレールから外れた人たちに未来はあるのか?社会のルールとは何なのか。私たちが生きる今の時代は〝すばらしき世界“なのか?現代社会の問題点を鋭くえぐり、観客それぞれの胸に突き刺さる本作。
一方で【この世界は 生きづらく、あたたかい】というキャッチコピーからは、今を懸命に生きる私たちにはつらいことだけではなく、温かさもあるという希望を想起させる。主人公の三上を通して、人間の愛おしさや痛々しさ、人と関わることの喜びも感じさせる一作となっている。

2021年2月11日(木・祝)全国公開

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作品紹介

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