原作者・桜木紫乃が絶賛する世界観!『ホテルローヤル』こだわりの内装絵コンテ解禁!

(C)桜木紫乃/集英社 (C)2020映画「ホテルローヤル」製作委員会 
10月23日(金)

累計発行部数100万部超え、桜木紫乃の直木賞受賞作が待望の映画化される『ホテルローヤル』。

「ラブホテル」の細かな描写が特徴的な本作は、桜木氏が描き起こした見取り図を元に、働いていた時の日常をヒアリングしながら美術に反映させたとのこと。撮影現場に赴き、そのセットを見た桜木氏は「ラブホテルを訪れた人が、どんな表情をするかまで計算されているセット。プロの「仕事」はどんな時も「刺激」の一言に尽きます」と感動された様子。「ホテルの部屋に用意されているものや販売グッズは、経営者が大真面目に取り組んで用意したものです。「人間って滑稽で切ないよなぁ」という、小説で最も伝えたかったことが、部屋のデザインや小道具のひとつひとつから伝わってきました」と、自身の体験や小説に込めた想いを交えながら絶賛されている。桜木氏の持つ世界観を厳密に映画に落とし込んだ武監督は、「小説を読んで、明らかに一つの部屋が軸になっているのが分かったので、このホテル、そして部屋をもう一つの主人公に出来ないかと考えました」と語り、北海道での撮影を決行。「今はもう実存していない実際のホテルローヤルと、今の釧路で出会ったロケーションとのマッチングで、美術的な設計図を考えました。本来は北海道に行かなくても東京でセットを組めばいいのですが、そういう作品でも無かった。北海道に行くことで最大のオリジナリティが出せました。行ってよかったです」と、強いこだわりを見せました。美術を担当した黒瀧きみえ氏曰く「非日常のイメージを大事にしました」とのこと。「部屋のドアを開けた時に『わあ…!』となる空間にしたかったんです。外が見えないセットの中で、釧路湿原をイメージして部屋の壁やバスルームに丹頂鶴やキタキツネをあしらいました。ベッドが置かれている床には、上から俯瞰で撮られることを想定して蝦夷つつじが描いてあるんです」と、北海道を舞台にした作品ならではの美しさを追求したことを明かしている。

11月13日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー

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作品紹介

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