朝鮮半島１００年の歴史を追ったドキュメンタリー映画『分断の歴史～朝鮮半島100年の記憶～』が2021年1月9日（土）より全国順次公開されることが決定した。

2018年6月、朝鮮戦争休戦以来初となる米朝首脳会談が行われた。世界を牛耳る大国・米国トランプ大統領と、世界一閉鎖的な北朝鮮の最高指導者・金正恩（キム・ジョンウン）朝鮮労働党委員長が、韓国・文在寅（ムン・ジェイン）大統領の支持を得て、平和の新時代を開くことを約束した。
2017年にはまだ核攻撃を匂わせて威嚇し合い、世界中を悩ませていた米朝に一体なにが起きたのか。そして朝鮮半島は、本当に新たな未来へと歩み始めたのか―。本作は、フランス人監督が第三者の視点から、韓国、北朝鮮、ロシア、フランス、アメリカなどの国々から集めた、資料と重要人物のインタビューを交え、朝鮮半島の近代１００年の歴史、そして現在の姿を赤裸々に描くドキュメンタリーである。

本作をいち早く見た、韓国、北朝鮮の事情に精通するコリア・レポート編集長の辺真一氏も「「戦争」になりそうでならない、「統一」しそうでできないこの魔訶不思議な隣国！「愛の不時着」が本物となる日は訪れるのだろうか？朝鮮半島の過去、現在、将来を描いた会心のドキュメントである！」 と、絶賛のコメントを寄せている。韓国のドラマや映画ではすでに南北の歩みよりが描かれる昨今、現実では開城（ケソン）の南北共同連絡事務所が北朝鮮によって爆破されるなど、統一への道のりは険しい。しかし、本作に登場する両国の国民は統一の夢を諦めない。“我々の代で統一を成し遂げたい”という言葉が、観る者の心に深く刻まれるだろう。

到着したポスターには、2018年4月27日に行われた南北首脳会談において、軍事境界線上で握手をしようと歩み寄る金正恩と文在寅という歴史的な瞬間をとらえた写真の上に、KOREA IS ONE という両国民の想いである、南北統一の夢を表したキャッチコピーが描かれるインパクトあるビジュアルになっている。

同じく解禁された予告編では、金正恩とトランプ、文在寅との握手映像握手映像や、朝鮮祖国統一研究院院長、元ＣＩＡソウル支局長、故金大中元大統領の妻などのインタビュー、更には北朝鮮での文在寅の演説シーンなど 貴重な映像が満載となっている。

日本でも大ブームとなっている、韓国の財閥令嬢と北朝鮮の将校との禁断の恋愛を描いた韓国ドラマ「愛の不時着」も、本作で韓国、北朝鮮の分断された過去、そして現在の関係性を知れば、更に楽しめることは間違いない！

■『分断の歴史～朝鮮半島100年の記憶～』予告編

2021年1月9日(土)シアター・イメージフォーラム ほか全国順次公開