佇む女のドレスに炎が燃え移る―『燃ゆる女の肖像』日本版ビジュアル、遂に完成!新場面写真も一挙解禁!

(c) Lilies Films.
9月14日(月)

昨年のカンヌ国際映画祭で脚本賞とクィアパルム賞をW受賞し、世界の映画人が絶賛するフランス映画『燃ゆる女の肖像』より、佇む女の姿が強い印象を残す日本版ビジュアルがついに完成しました!合わせて、全てが名画のような圧倒的な映像美が伺える新場面写真7枚も一挙解禁!

ビジュアルでは、望まぬ結婚を控える貴族の娘エロイーズ(アデル・エネル)が暗闇の中に佇む姿を捉えるが、そのドレスの足元に近くの焚火から飛んできた炎が燃え移る。それでもまっすぐに見つめる先にあるものとは――?
監督のセリーヌ・シアマは、デビュー作の『水の中のつぼみ』でセザール賞新人監督作品賞にノミネートされるなど、本国フランスでは早くからその才能を評価され、独自の世界観を築いてきた。そして、長編映画4作目となる本作で、名立たるメディアや評論家から「映画史を塗り替える傑作」と最大級の称賛を浴びた。そんなシアマ監督が本作で描くのは18世紀の女性画家、言い換えると自分と同じ“女性アーティスト”だ。監督は、「現代の問題にフォーカスしてきた私が、なぜそれほど時を遡ったのかと聞かれますが、18世紀末は今日から見ても、非常に話題性のある時代です。この時代の女性画家について語られることはまれで、女性全般についてもあまり知られていません。100名ほどの女性画家が成功をおさめ、キャリアを築き上げていました。その多くが、有名美術館の所蔵品となっているものの、歴史には名を残していません。この忘れ去られた女性画家たちの作品を発見した時、とても興奮しましたが、同時に悲しみも感じました。完全なる匿名性を運命づけられた作品に対する悲しみです。」と語る。
場面写真は、フランス・ブルターニュ地方の孤島に実際に残っていた城を舞台に撮影が行われた本作の、風の吹く草原、波が砕けては散る海辺、そしてエロイーズとその肖像を描く画家マリアンヌ(ノエミ・メルラン)が頬を寄せ合う様子、その二人のドレスのコントラスト、マリアンヌがエロイーズの肖像画を描き進める様子など、1枚1枚がまるで名画のような美しさが印象的。恋人たちの限られた時間を儚くも美しく彩る、圧倒的な世界観が伺える画像となっている。

また、9/25(金)から特製ポストカード2枚セット付きムビチケカード(税込1,500円)が、全国の上映劇場(一部劇場除く)で販売開始されることが決定!(先着・数量限定の為、なくなり次第終了)

12/4(金) TOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマ 他全国順次公開

ShareSNSでシェアしよう!

作品紹介

TOP