成田凌が大倉忠義にサヨナラのキス!『窮鼠はチーズの夢を見る』夏休み限定イベント実施!

(C)水城せとな・小学館/映画「窮鼠はチーズの夢を見る」製作委員会
8月27日(木)

水城せとなの傑作コミック「窮鼠はチーズの夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」を映画化した忘れられない恋の物語-。TOHOシネマズ 日比谷ほかにて9月11日から公開される映画『窮鼠はチーズの夢を見る』の夏休み限定イベントの第三夜が26日、東京のスペースFS汐留で行われ、主演の大倉忠義、成田凌、そしてメガホンを執った監督の行定勲が参加した。

大学の後輩・今ヶ瀬との恋に身を焦がす恭一役の大倉は「6月公開が延期となったけれど、予想よりも早く公開されることを嬉しく思っています」と公開決定に喜びつつも、無観客でのイベント実施ゆえに「こんな状況なので客席もまばらですが…。ちゃんと注目されているのかな?と心配」と苦笑い。客席には報道陣と関係者しかおらず、成田も「拍手もまばらだしねぇ」と慣れない様子だった。

恭一に想いを寄せる今ヶ瀬役の成田は「このタイミングで公開されるのは良かったのかも。みなさんの心にも入ってきてくれる映画だと思うし、僕の周囲でも楽しみにしてくれている人が多くて、これまでにないくらいの注目を感じています」と公開を楽しみにしていた。

コロナ禍での公開に行定監督は「コロナ禍になって個人が選択する時代になった。自分がどう生きるか、誰とどんな風に向き合って生きるか、それが重要になっている時代に今日的なテーマになったと思う。今すごく響く作品」と時代と伴走するかのような映画になったと解説した。

役作りついて大倉は「恭一には“流され侍”というキーワードがあって、そこにどう感情を持っていこうかとは考えたけど、現場でそれぞれのキャラクターが「事件」を起こしてくれるので、それにリアクションをしていれば流されると思った。深く考えないというか、監督との会話やリアクションの中でどういった恭一像が感じられるか、フラットでいました」と明かした。

劇中での大倉を見つめる成田のウルウルした目も印象的だが、当の成田は「まとっている空気やオーラが濡れていたいと思った。家の中のシーンは最後の方で気持ちも入っていい場面なので、濡れたいと思いながらやっていました。でも大倉君はカッコいいから」と大倉のオーラに自然に濡れたと自己分析。それに大倉は「ありがたい…。でもコッパズカシイじゃないですか」と照れていた。

大倉の撮影現場での立ち振る舞いについて行定監督が「大倉君はわかりやすくない人。それが役にも反映されていて、そこに今ヶ瀬がいじらしくツッコんでいこうとする」と回想すると、成田は「大倉君は声をかけてもフラッとどこかに行ってしまう。それで凄く寂しくなるんだけれど、嫌われているのではないという勝手な安心感がある。寂しいなと思いつつ、自分は嫌われていないぞ!と思ってしつこく行っていました」と劇中同様の片想い状態に照れ笑いだった。

そんな成田は打ち上げの席で大倉にキスをしたそうで、それを聞かれた大倉は「打ち上げの帰りにサヨナラのキスをされた、というだけの話」とさらりと紹介し、成田も「お先に失礼します、チュと。当たり前かなと?」とニヤリ。大倉は「それで作品が終わったんだなと感じた」としみじみ語ると、行定監督は「結構激しかったよね。僕は爆笑しました。やる!?みたいな」と衝撃を受けたようだが、成田は「ピリオド・キスです。何がいいって、みんなの前じゃなくてコソッと」と詳細を明かして微笑していた。

最後に主演の大倉は「役名が男性名なだけでピュアなラブストーリーです。美しい言葉も綺麗なシーンもあって、それぞれ印象的なシーンも好みによって違うはず。多様性という言葉がありますが、コロナ禍の中で色々なものを見つめ直す時代にあって、一つの選択肢としてこの映画が公開されるのは喜ばしいこと」と幸せを噛みしめていた。成田も「どんな意見が出てくるのかワクワクしています。人の数だけ見方があって、恋愛の形もある。他人事ではなく自分事として観てほしい」とアピールした。

9月11日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー

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