震災で娘を亡くした夫婦の葛藤と絆を描く、いまおかしんじ監督 最新作『れいこいるか』公開決定!予告編解禁!

(C)国映株式会社
6月23日(火)

この度、阪神・淡路大震災で娘を亡くした夫婦の葛藤と絆を描き、第15回大阪アジアン映画祭で高評価を得た、いまおかしんじ監督作『れいこいるか』が8月8日(土)より新宿・ K s シネマ、大阪・シネヌーヴォ、神戸・元町映画館で同時公開することが決定した。

阪神・淡路大震災追悼行事「1.17 のつどい」の竹灯篭を写したポスタービジュアル、予告編映像、監督コメントが解禁された。

阪神・淡路大震災で一人娘を亡くした夫婦の23年間をテーマにした本作は『つぐない』『あなたを待っています』のいまおかしんじ監督が震災直後から原案を温め、震災後25年の節目を前に作品化。震災での娘の死を機に関係が悪化し、離婚した夫婦の絆の回復を、長田や三宮など神戸の街並みを背景に描きだす。「今やるなら、これまでの月日を描こう」と心に決めた監督は、2017年1月から撮影を始め、神戸の下町の風情が残る長田区の路地裏や酒店などを、自ら街を歩き回って探し出し、等身大の神戸を象徴する「震災前から残る風景」がロケ地に選ばれている。

◇いまおかしんじ監督よりコメント
大切な人が死んで、残された人はその先をどうやって生きていくのか?
実人生の中で、映画を作ることの中で、ずっと考 えている。死んだ人のことを忘れたくない。時間がたてば忘れるというなら、忘れない方法はないものかと思う。生きていた時に受け取った何かを何らかの方法で残したい。だから俺は映画を撮るのかも知れない。フィクションの中にその思いを無理やりねじ込んで死者とコンタクトする。本作を撮りながら幾人もの死者の顔が浮かんだ。彼らが俺の後ろにいる。不思議と背筋が伸びるのだ。この映画は死んでいったたくさんの知人に捧げたい。神代辰巳、川島伸夫、林由美香、向井寛、馬場当、しまだゆきやす、上野俊哉、鴨田好史、今岡隆則、伊藤猛、堀禎一、江利川深夜、櫻井拓也に捧ぐ。

『れいこいるか』予告編

8月8日(土)より新宿・K’sシネマ、大阪・シネヌーヴォ、神戸・元町映画館にて同時公開、以降全国順次

ShareSNSでシェアしよう!

作品紹介

関連するシネマNEWS

TOP