日本緊急公開!名匠ピーター・ジャクソン監督が贈る100年前の戦場の真実とは?

(C)2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
12月12日(木)

第一次世界大戦の記録映像を『ロード・オブ・ザ・リング』などで知られる名匠ピーター・ジャクソン監督が再構築したドキュメンタリー映画『彼らは生きている』が公開されることが決定した!

本作は、第一次世界大戦の終戦から100年を迎え、イギリスで行われた芸術プログラム「14-18NOW」と、帝国戦争博物館の共同制作で、帝国戦争博物館に保存されている記録映像を再構築することで誕生したドキュメンタリー映画。イギリス本国のみならず、2019年度のアメリカ・ドキュメンタリー部門でNo.1ヒット、辛口映画批評サイト、ロッテントマトにて驚異の100%フレッシュを獲得するなど高い評価を受けている。

ジャクソン監督は、2200時間以上あるモノクロ、無音、経年劣化が激しく不鮮明だった100年前の記録映像に、修復、着色、3D化という3段階の作業を400人以上のアーティストを動員し実施。修復作業には、バラバラのスピードで撮影されていた古い映像を現代の24フレームに修正するため、足りないフレームを作成するなど、今までにない最新のデジタル技術が施されています。また、大戦当時は録音技術がなかったため、BBCが所有していた600時間以上ある退役軍人たちのインタビュー音声や、兵士たちが話す口の動きを読唇術のプロが解析した言葉や効果音を追加。完成作はまるでジャクソン監督に魔法をかけられ、命を吹き込まれたかのよう。

ピーター・ジャクソン監督は完成作を自身で観て「フィルム上の人々の人間性に心が打たれた。復元は、実際にそこにいた人たちの人間性を引き出すんだ。この映画がこの人々を再び僕たちの生活の中に連れ戻すと実感したんだ」と語る。これまで、遠い過去の話としてしかとらえていなかった第一次世界大戦の戦場が、生々しくスクリーンに蘇り、普通の青年たちが見た戦場にわたしたちを連れて行く、奇跡のような映画となっている。

2020年1月25日シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開

ShareSNSでシェアしよう!

作品紹介

TOP