カニエ・ウェストのIMAX映画『ジーザス・イズ・キング』トークイベント開催!追加上映決定も!

12月9日(月)

アメリカ時間10月25日にリリースされたカニエ・ウェストの最新アルバム『ジーザス・イズ・キング』、同タイトルのドキュメンタリー映画が、北米の350館以上のIMAXシアターと、他国125館以上のIMAXシアターで10月25日にプレミア公開され大ヒットしている。

日本でも、12月6日(金)より3日間、グランドシネマサンシャイン(池袋)にて限定公開されることが急遽決定し、542席が即完売する程、大ヒット上映中。日本での上映を記念して、コラム二ストやラジオパーソナリティー、作詞家と幅広く活躍中のジェーン・スー と、HIPHOP関連のライターとして、またラジオMCとしても活躍中の渡辺志保がトークイベントに登壇した。

このイベントの実現は、渡辺さんが自身のラジオで映画『ジーザス・イズ・キング』を60分特集したところから始まった。Twitterでラジオに参加したジェーン・スーさんだったが、その後も近所の喫茶店で、『ジーザス・イズ・キング』とカーダシアン家について1時間話した程、熱く盛り上がったという二人。今日劇場に着いて、まずは、IMAXシアターについて感動したという。

渡辺「このIMAXシアター凄くないですか?」
スー「あまりの音の良さと映像の良さに、皆さん、今日観れて本当にラッキー!」
渡辺「本作の下敷きになっている企画“サンデーサービス”を、最初、キム・カーダシアンやセレブのインスタグラムで見ていたんですが、いつか行ってみたいな、いつかあの輪の中に入って“ハレルヤ”したいと思っていたんです!IMAXで観ると、擬似体験感ありますよね?」
スー「そう、ここがある種の礼拝堂、教会に感じられるぐらいの迫力があるし、YouTubeで見られる他の“サンデーサービス”の動画とは全然違う!現代芸術映像!ドキュメンタリーというより、キチッと作り込まれた映像作品ですよ!」
渡辺「なぜIMAX限定?と思ったんだけど、さっきちょっとだけ(本編の試写を)見て、カニエ・ウェストのこだわりを感じました。」
スー「IMAXで観ないとダメだなと判りました。」

そして、話は最新アルバム「ジーザス・イズ・キング」や、カニエ・ウェスト自身の最近の動向に。

渡辺「アルバムでも“僕はあなたの奴隷じゃないし、あなたのエンタテインメントのために歌っているんじゃないんだ”とか言っているくらいですから。」
スー「奉納感が出てきましたよね!人がギョッとすることをやって人の耳を集める方法ではなく。『ランナウェイ』くらいからMVでリップシンクしてないんですよね。」
渡辺「カニエ・ウェストは、作品をどんな形であれ、世に出すことを全く恐れない。その心意気が凄いな、と。」
スー「両極端の評価をキチッと取れることが、人の口に残りやすいんだと思う。」
スー「キムと結婚してから“ファミリー”みたいなものに対する帰属意識とか、とにかく内側さえしっかりしていれば、あとはいいんだという、カーダシアン家ならではのあの価値観にカニエも影響を受けているんじゃないかな。家族の絆がカーダシアン家は凄いじゃないですか。思考が大分変わってきていて、私たちは出されたものを楽しむだけっていうね。」
スー「神に対しての帰依の感じとかも含めて、ここに至るまで相当疲れていたんだろうな、と。ヒップホップのアーティストって、メイスとか、ある日突然、ガッと牧師になったりとか(笑)。もっと昔で言うとM.C.ハマーとか。行き着く先は、最終的に自己受容になっていくのかな、と思いました。」
渡辺「神に対する信仰心をあらわにしていって、最新アルバムでは『ジーザス・イズ・キング』と!」
渡辺「政治的には、トランプ大統領を熱烈に支持していたり、彼への憧れを語っていたり。カニエっぽいなと思うのは、自分は大統領選に投票していないんですよね(笑)」

スー「でも2024年(の大統領選にカニエ自身が)出るって言ったじゃん(笑)。その前に来年の大統領選がどうなるかですよ!それによってカニエの動向も相当変わると思うので!」
渡辺「我々は見守るしかないという感じでしょうか(笑)」

渡辺「本作の監督は、ファッション・フォトグラファーとしての経歴も持ち、レディー・ガガ『Born This Way』やカニエ・ウエスト『Bound 2』『Black Skinhead』などのMV監督も務めたニック・ナイトです。“サンデーサービス”は、最初は(日本でいう)田園調布の一番上のような超高級住宅地のカラバサスで行われていました。ブラッド・ピットが来たり!そのうち移動型ゴスペルイベントになって、本作は、今年の夏にアリゾナで行われた“サンデーサービス”を収録したものです。
スー「30分強のショートフィルムなんですけど、かなり見応えがあります。」
渡辺「IMAXで観ると、とにかく没入感が凄いですね。“サンデーサービス”にまるで参加しているような気になります。」
渡辺「それから、まだ具体的な日にちは決まっていないんですけど、アルバム『ジーザス・イズ・キング』の国内盤CDも出ます。ただ、カニエさんご本人(の許可)待ちということで(笑)」
スー「ってか、先週まで東京居たんだからさ、居てよ!(笑)」
渡辺「今日、お呼び出来たのに!(笑)」

と、近日発売予定の国内盤CDの告知をしつつ、つい先日お忍びで来日していたカニエ一家ネタで会場の笑いを誘った。

最後に、今回の上映の大ヒットを受けて、追加上映が緊急決定したことが発表されると会場は歓喜の拍手に溢れた。グランドシネマサンシャインIMAXシアターにて12/13(金)、12/14(土)、12/15(日)の3日間、連日一回上映される。

チケット発売は、鑑賞日の2日前の午前0時よりグランドシネマサンシャインWEB販売開始。鑑賞日2日前の劇場オープン時より劇場窓口でも販売される。

本作では、最新アルバム『ジーザス・イズ・キング』の収録曲は勿論、カニエによってアレンジされた伝統的なゴスペル13曲をサンデーサービス聖歌隊が演奏している。IMAX限定で公開される本作は、IMAX(R)の臨場感溢れるサウンドと鮮明な映像により、唯一無二な体験をすることができる。

グランドシネマサンシャインにて、大ヒット上映中!

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作品紹介

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