『T H E P A R K』石川直樹ビデオ上映 x スガダイロー即興演奏、同志社大学で開催!

アリ・マルコポロス The Park 2017-18(C)Ari Marcopoulos Courtesy of Ari Marcopoulos and Fergus McCaffrey Gallery
11月8日(金)

2019年11月21日(木)19:00より同志社大学 寒梅館 ハーディーホールにて「アリ・マルコポロス x ジェイソン・モラン + 石川直樹 x スガダイロー」を開催する。今年1月、ファーガ・スマカフリー東京で展示したアリ・マルコポロス x ジェイソン・モラン『THE PARK』のスクリーン初公開となる。

もともと映画『ザ・パーク』(2017)は無声映画だった。ブルックリン地区にニューヨーク市の住宅公団が開発した公共住宅、ウォルト・ホイットマン団地があり、付近の公園にアリ・マルコポロスはビデオカメラを設置して、定点でバスケットボールのコートを撮影したものだった。全体2カットだけ、最初のカットが51分も続く構成で音声はつけず、2017年に発表された。その後、同作を観た音楽家のジェイソン・モランが、自身のピアノ演奏でサウンドを加えたい、と提案。

ジェイソン・モランの演奏が加わった新版『ザ・パーク』(2017-18)は、2019年になり東京とN.Y のファーガス・マカフリー・ギャラリーで展示。そして、今回、同志社大学ハーディーホールで日本初のスクリーン公開に至る。

2018年12月、東京での公開録音には、ピアニストのスガダイローが出席。それから約1年を経た今、ジェイソン・モランとの共演歴があるスガが、京都で生演奏の運びとなる。アリ・マルコポロスの映画を上映して、ジェイソン・モランが演奏したように、石川直樹のビデオを無音でスクリーンに投影して、スガが即興演奏を試みる。

石川直樹は、世界各地を巡り人と大自然との関わりを写し続けてきた写真家。公式サイトで公開中のビデオ『Ama Dablam』(2018)と『Road to K2 / Gasherbrum 2019』(2019)から感じ取れる身体性、及び、同作に垣間見る人間の営みこそが本企画の強度を増すものとして、本来は音声付きの作品ながらサウンドなしでの上映を作家より承諾された。このような形式での石川作品上映は世界初となる。

この上映企画は、平安京の頃からカルチャーを牽引してきた京都の地への深いリスペクトを示すべく、和歌と返歌の関係を現代風に再構築するもの。「アリ・マルコポロスx ジェイソン・モラン」に呼応して「石川直樹×スガダイロー」が新たな表現を探る。

▼詳細は下記へ。
同志社大学サイト
前売券サイト

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