映画大国に届いた『天気の子』!超異例のインドプレミアでファンが大熱狂&大号泣!

(C)2019「天気の子」製作委員会
9月30日(月)

『君の名は。』(16)から3年ぶりとなる、大ヒット公開中の新海誠監督最新作『天気の子』。公開前から140の国と地域での配給が決定し、トロント国際映画祭への正式出品、さらに米アカデミー賞の日本代表に選出されるなど、世界中から大きな注目と期待を集める本作が世界一の映画大国・インドでプレミア上映を実施し、新海監督が現地入りした。

『天気の子』は、ムンバイ、デリーをはじめとするインド全国30都市で、10月11日から公開されることが決定(配給会社:Vkaao/興行会社:PVR Cinemas)。日本映画がインドの劇場で一般公開されること自体異例で、過去インドで一般公開された作品は、『万引き家族』『ドラゴンボール超 ブロリー』の2作品のみ。『天気の子』は日本のオリジナルアニメ映画として、初の一般公開となる。

インドでは『君の名は。』が人気を博し、今年の2月にインターネット上で『天気の子』のインド公開を求める署名活動が起こり、5万人を超えるファンの署名が集まった。その声が新海監督本人や東宝の海外配給担当者、現地配給会社買い付け担当者の耳に届き、署名活動に応える形で公開が決定。人口13億人を超えるインドは、年間映画製作本数(約2000本)と年間映画観客動員数(約20億人)が世界1位、さらに映画市場は年間24億ドルを超える、正真正銘の【映画大国】。多くのインド人が娯楽として映画を愛し、物語だけでなく歌と踊りを楽しむインド映画=通称ボリウッドは世界の映画産業を牽引している。しかし、国内で他国映画の劇場公開が難しいのが特徴のひとつでもあるインド。そんなインドで、一般公開に合わせてインドプレミアを実施する日本映画は『天気の子』が初めてとなる。

初のインド訪問となる新海監督は、9月27日(金)に実施するインドプレミアに合わせて現地入り。上映を前に「インド上映は現地の若者たちによる署名活動のおかげで実現しました。インドの若者たちが日本の映画から何を得てくれるか、彼らの反応を楽しみにしています。」と期待を膨らませていました。プレミア上映会場となったのは、インドの首都・ニューデリーにあり、いま1番人気のショッピングモールにある劇場「サケットセレクトシティウォークPVRcinema」。インド7都市で開催される「インド日本映画祭」の開幕も兼ねており、当日は全席招待、劇場内の複数スクリーンでインドファン合計約1000人が『天気の子』を鑑賞しました。予約チケット200席に、半日で約2000人以上の応募が殺到し、さらに当日チケットにも長蛇の列ができ、400人以上が入手できずに諦める状況という、インドでの期待値の高さが伺える。

10~20代を中心に、映画ファン、アニメファン、新海誠ファンが劇場を埋め尽くすし、場内満席の大盛況。「shinkai!shinkai!」というコールが響き、異様な熱気が場内を包み込む中、上映前の舞台挨拶に登場した新海監督は、待ちわびたファンたちの大喝采と歓迎の拍手で迎えられた。興奮と歓声がやまない中、新海監督は「皆さんの署名活動のおかげでインドに来ることが出来て、心から幸せです。本当にありがとう。インドという日本からとても離れた国で、文化も異なり、様々な価値観を持つ皆さんに、『天気の子』をどんなふうに楽しんでいただけるのか、心から楽しみにして来ました。皆さんの心の中に、少しでもこの映画が何かを残すことが出来たら、とても幸せに思います。どうか映画を楽しんでください。」と語りました。舞台挨拶には、インド配給VkaaoのCEO・vaibhav(バベル)氏、インド大使の平松賢司氏も登壇した。

本編上映中は随所で、手を叩きながら大声で笑い、隣の席の友人と肩を組み泣き、腰を浮かし腕を高く上げ大きな声援を送るインドの観客たち。ボリウッドを楽しむようにフルパワーで『天気の子』を楽しんでいる様子。上映後は拍手と大歓声が飛び交い、新海監督が再登壇した際も、割れんばかりの大喝采。映画を愛するインド国民に、『天気の子』が届いた瞬間でした。Q&Aでは、前のめりに挙手をしてアピールをする観客で溢れ、文字通りの大熱狂で日本映画史上初のインドプレミアを終えました。インドの熱を直に感じた新海監督は、「できれば3年後くらいにまたインドに帰って来て、皆さんに新しい映画を見せたいです。また再会しましょう!」とインドのファンへ語った。

翌日は、インド上映のきっかけとなった、『天気の子』のインド公開を求める署名活動を始めた、現地の男子高校生Divishth Pancholi(パンチョーリ)君と新海監督が対面。歓迎の花束を渡す感無量のpancholi君に、新海監督は「署名活動をしてくれて本当にありがとう!」と感謝を伝え、『天気の子』の感想や、将来の夢など監督がpancholi君を質問責めに。最後は、いつか東京で再会し、監督自ら映画の舞台を案内することを約束した2人。対面を終えた新海監督は、「パンチョーリ君の熱意と行動力によって、この先日本とインドのアニメ―ション映画の形が少し変わるかもしれないし、日本の映画産業の形が少し変わるかもしれない。心から凄いことだと思います。」と語った。

現在『天気の子』は140の国と地域での配給が決定、米アカデミー賞の日本代表にも選出され、インド公開を10月11日に控えるなど、日本を越えて盛り上がりをみせる『天気の子』旋風は、今後も世界を席巻していく!

全国東宝系にて、大ヒット公開中!

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