『淵に立つ』深田晃司監督 ×筒井真理子主演最新作『よこがお』完成披露プレミア上映会開催!

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7月3日(水)

2016年、『淵に立つ』でカンヌ国際映画祭「ある視点」部門の審査員賞に輝いた深田晃司監督が、同作で多数の女優賞に輝いた筒井真理子を主演に迎えて制作した最新作『よこがお』。公開を前に、7月2日(火)東京・新宿のテアトル新宿にて完成披露上映会を開催。深田監督、筒井真理子をはじめ、共演の市川実日子、池松壮亮、須藤蓮、小川未祐が上映前の舞台挨拶に登壇した。

舞台挨拶の冒頭、筒井は多くの観客が会場に足を運んだことへの感謝の思いを述べつつ「今日は同じ時間に新海誠監督の新作『天気の子』の制作報告会見があるそうで…。マスコミの方が一人もいらっしゃらなかったら…と真っ青になっていました」といきなり他作品に言及し、会場を笑いに包む。深田監督は「脚本の完成前から筒井さんに声を掛けて、1年、2年と脚本開発を経て…」と苦労の末に映画の完成を迎えて感慨深げ。さらに「最高の俳優たちを得ました。これほど隅から隅までうまい俳優しかいない映画も珍しいと思いますので、まずは俳優たちを楽しんでほしいです」と俳優陣への称賛を口にする。

会場では筒井演じる主人公の復讐を描く物語にちなんで、登壇陣がこれまでに成し遂げた(?)復讐を告白! 市川さんは「私は三姉妹の末っ子で、私が小学校低学年の時、一番上の姉は中学生で、力も強いし口も立つのでかなわないんです。ある時、ひどいことをされて、仕返しに姉の一番大事な漫画を湯船に浸けました。でもその後、姉が傷つく顔を見て、ショックでそれからは復讐ができなくなりました…」と苦笑交じりに明かす。

また、タイトルにちなんで共演陣の知られざる“横顔”について尋ねると、筒井は初共演を楽しみにしていたという池松との絡みのシーンに言及! 「お会いする時、さわやかに『よろしくお願いいたします』と言いたかったんですけど、(撮影で自身が演じる市子が)嘔吐するシーンの日に初めてお会いして、何度もテイクを重ねて、顔も真っ赤で涙目になってたんです…(苦笑)。そんな状態でお会いして、ゲンナリとされるかと思ったら、すごく大人で優しくて…、絡みのシーンもとっても楽しかったです!」と笑顔で語り、これには池松も照れくさそう。

逆に池松は、筒井との撮影について「ある日、撮影前に筒井さんがキャベツをたくさん食べられていて、撮影前に『私、キャベツをたくさん食べたけど気にしないでください』と言われて、『全然、大丈夫ですよ』と答えたんですが、本番が回ったら、まあキャベツ臭くて(笑)! そんなチャーミングな面を見せてもらいました」と明かし、笑いに包まれた。

最後の締めの挨拶で、筒井さんは「皆さん、したことのない体験をしていただければ」と呼びかけ、深田監督は「今日がこの映画の誕生日です。これから、健やかに育っていくようにと見守っていただければ」と語り、会場は温かい拍手に包まれた。

7/26(金)角川シネマ有楽町、テアトル新宿他全国ロードショー

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