幻の名作:桃井かおり主演「夏少女」23年目にして初の劇場公開決定!

(C)『夏少女』上映委員会
6月21日(金)

『夏少女』の公開が8月3日(土)よりポレポレ東中野にて二週間限定モーニングショーにて公開される事が決定!

「この物語はだけはどうしても映画化したかった」-「夢千代日記」などで知られる日本を代表する脚本家・早坂暁が自らの原爆体験を踏え、その集大成として執筆したのが、この『夏少女』だ。

1996年に映画は完成したものの製作時の諸事情から四半世紀の間、封印されていたが、早坂暁生誕90周年の今年、オリジナルネガが奇跡的に発見され、初めての劇場公開される事になった。『若者たち』の名匠・森川時久監督のメガホンのもと、先日、放送文化基金賞を受賞した名優・桃井かおりを主演に、間寛平、影山仁美、坂田明ら実力派演技陣が織り成す魂のファンタジーに仕上がっている。

■桃井かおりコメント
8年も『花へんろ』(NHK)で早坂暁先生のお母様を演じていて、暁さんのことならもうなんでも知っているような気になっていたある日。“まだ描いてない、書かなきゃいけない話がひとつだけあって〜これは描いてやりたいんよ”実家の店前に捨てられた女の子、その子は暁さんの妹として育てられますが、後に二人とも恋心を抱きます。“好きになっていいんよ”と母から告白された少女は呉の訓練学校にいた兄のもとへ。その途中で原爆投下に遭うのです。“まだね、ぼんやりしとるんじゃないかと思うんよ、しっかり送ってやりたいんよ”『夏少女』はそんな早坂暁さんの思いが詰まった映画でした。地元の皆さんに協力して頂いて、暁さんを育てたと土地神さまにも偶然と助けられて出来た奇跡の映画です。主役の少女と少年も地元の子供達です。みんなで合宿して、ご飯作って、お風呂も入って、映画も作った。でももうすっかり大人ですね? 早坂先生が亡くなった今、またこうして公開していただけるのは、やはり暁さんの底力です。だって早坂暁さんはこよなく優しく、正しく、面白く一番素敵な人間だったんだから、きっとすごくいい神さんにもなってるはずだ。映画の中で、なんだか二人に会えるような、やっと送れるような、安堵感に浸っています。

8月3日(土)から2週間限定、終戦記念モーニングショーポレポレ東中野

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