世界中のセレブたちが愛し、名だたるスター達が幾多の逸話を残していることから、ニューヨーク・タイムズが「秘密の宮殿」と呼んだNY伝説の５つ星ホテル「ザ・カーライル ローズウッド ホテル」について描いたドキュメンタリー『カーライル ニューヨークが恋したホテル』の予告編と新たな場面写真が解禁となった。

1930年創業のニューヨーク・マンハッタンに佇む「ザ・カーライル ア ローズウッド ホテル」は、1泊200万円もするスイートルームがある超高級ホテル。その顧客には、英国王室や歴米大統領、映画スター、アスリートにミュージシャンと極上のセレブたちが名を連ねる。『ハンナとその姉妹』(87)や『セックス・アンド・ザ・シティ』(08)のロケ地としても知られ、２年間カーライルに滞在していたこともあるウディ・アレンは、ホテル内のカフェ・カーライルで今でも週に1度クラリネットを演奏している。

常連客であるジョージ・クルーニー、ウェス・アンダーソン、ソフィア・コッポラなど錚々たる豪華スターたちがインタビューに答えている。紡がれるのは、ダイアナ妃とマイケル・ジャクソンとスティーブ・ジョブズが同じエレベーターに乗り、ダイアナ妃が沈黙を破るようにビート・イットを口ずさんだ、などというカーライルでしか有り得ない極上のエピソードの数々。そして、まさに歴史の証人であるカーライルに長年務めるホテルスタッフがみせる優美さや品格は、私たちに本来の人間の豊かさをそっと教えてくれる。

解禁された予告編は、ペギー・リーの軽やかなジャズソングにのせて映し出される美しいニューヨークの街並みと、そこに悠然と佇むカーライルから始まる。ジョン・ハムが、このホテルに泊まれたら自慢になると断言し、ジョージ・クルーニーは、ホテルで過ごした夜には、人には言えないヤバいこともあった、と告白する。ケネディ元大統領とマリリン・モンローが逢瀬に使ったという秘密の通路の噂にも、ホテルスタッフは小粋にしらを切る。どれも気になるとっておきのゴシップが、真実のものとしてカーライルに眠っているようだ。なぜセレブたちはそれほどまでにこのホテルに魅了されるのか？そのヒントとなるのは、映像の後半に次々と映るスタッフたちの満面の笑みにある。まるで家族のように温かい、世界一のおもてなしがここにある。

今年も５月６日に開催されたファッションの祭典、メットガラ。煌びやかに着飾った多くのスターたちは、アフターパーティーの場所にカーライルを選ぶという。今年も新たな逸話がカーライルで生まれたかもしれない。
一度は泊まってみたい！

■『カーライル ニューヨークが恋したホテル』予告編

8/9(金)よりBunkamuraル・シネマ他全国順次公開