『ゴッドファーザー』シリーズや『地獄の黙示録』など数々の名作を生み出してきたフランシス・フォード・コッポラ監督が、1980年代より温めてきた夢の企画が、40年もの長い年月を経てついに完成。自身の私財1億2000万ドル(約186億円)を投じ、壮大なスケールで創り上げた14年ぶりの最新作の映画『メガロポリス』。

到着した場面写真は、物語のスケール感と圧倒的な映像美を感じさせる印象的なシーンの数々が切り取られている。カエサルとジュリアが時計台の上から望遠鏡でニューローマを見下ろす場面や、カエサルが高層ビルの屋上で時を止める瞬間、さらにワイヤーに吊るされた鉄骨の上で、キスを交わすロマンティックなシーンなど、どれも息をのむようなビジュアルが並ぶ。


壮麗な都市景観とともに、フランシス・フォード・コッポラ監督が描く”未来”と”過去”が入り混じる世界観が強烈な存在感を放っている。

またクラッスス3世(ジョン・ヴォイト)とワオ(オーブリー・プラザ)の結婚を盛大に祝うパーティーシーンでは、古代ローマのコロッセオを彷彿とさせる豪華なセットも映し出されている。

人気歌手ウェスタ・スウィートウォーター(グレース・ヴァンダーウォール)による妖艶なダンスパフォーマンスのカットなど、徹底的に作り込まれた装飾や衣装デザインも注目ポイントである。

さらに、カエサルと対立する新市長フランクリン・キケロの娘であり、カエサルの運命に大きな影響を与えるジュリア、ジャーナリストでありながらクラッスス3世の莫大な遺産を目当てに結婚を画策するワオ、カエサルを陥れようと暗躍するクローディオ(シャイア・ラブーフ)など、個性豊かなキャラクターたちの姿も切り取られている。



フランシス・フォード・コッポラ監督が細部に至るまで一切の妥協なく作り上げられた本作に、40年の執念とこだわりが1枚1枚の場面写真から力強く伝わってくる。



6月20日(金)IMAX®他全国劇場にて公開!