チョウ・ドンユイの目に涙…『国境ナイトクルージング』本編映像&アザービジュアル解禁!

Ⓒ 2023 CANOPY PICTURES & HUACE PICTURES
10月8日(火)

第76回カンヌ国際映画祭〈ある視点部門〉に出品され、ハリウッド・レポーターが選ぶ〈カンヌで見るべき20本〉に選出。第96回アカデミー賞国際長編映画賞では、シンガポール代表となった注目作『国境ナイトクルージング』。


解禁する本編映像は、上海から来たエリート会社員のハオフォン(リウ・ハオラン)、バスガイドとして観光案内をしているナナ(チョウ・ドンユイ)、叔母の食堂を手伝っている料理人のシャオ(チュー・チューシアオ)の3人が出会い、酒を交わし、酔っぱらった状態でナナの部屋になだれ込んだ後の様子を捉えた場面。シャオが部屋の端にあったギターを手に取り、おもむろに「Susan's Dancing Shoes」という歌を口ずさむ。すると、静かにシャオの歌に耳を傾けるナナとハオフォン。カメラは、まどろんできた彼らの姿をゆっくりと映し出す。その後、それまで明るく振舞っていたナナの目に涙が光るのだった。
チュー・チューシアオ本人が得意なギター&歌唱を披露しているという点でも注目の場面だが、なんと言っても、歌詞が自分に向けられているように感じているナナの切ない姿を表情だけで魅せるチョウ・ドンユイの見事な演技に注目してほしい必見のシーンだ。

映画『国境ナイトクルージング』本編映像

また、あわせて今回解禁となるアザービジュアルは全部で4種。本作で描かれる、誰もが一度は経験するであろう、葛藤を抱える若者たちの行き場のない感情を表現している。

A:「走らせるのさ ペダルを踏んで、 さぁ」



B:「過去の自分なんて無意味でしかないよ」



C:「この<一瞬>が、永遠だと思ってた」


D:「生きたいように生きる、それが人生だろ?」



主演は、21年に日本でもスマッシュヒットを記録した『少年の君』での真に迫る演技が記憶に新しい、人気実力を兼ね備えたチョウ・ドンユイ。アンソニー・チェン監督とは本作が2度目のタッグとなり、脚本のない段階で監督からオファーされ快諾。人生に迷った自分の経験を重ねながら、ノーメイクでナナの孤独を表現している。極寒の町に足止めされるハオフォンには、大人気シリーズ『唐人街探偵』(15~)で天才探偵を演じたリウ・ハオラン。増量と髭を伸ばす役作りで、心をどこかに置き忘れたエリートを静かに演じている。ナナに片思いするムードメーカーのシャオには、Netflix映画『流転の地球』(19)、『あなたがここにいてほしい』(21)のチュー・チューシアオと、中国の人気実力派キャストが結集した。

監督を務めたのは、デビュー作『イロイロ ぬくもりの記憶』(13)で、第66回カンヌ国際映画祭カメラドールを受賞したシンガポール出身のアンソニー・チェン。撮影は『少年の君』(21)のユー・ジンピン。

10月18日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開

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作品紹介

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