屍者の帝国
(C)Project Itoh & Toh EnJoe / THE EMPIRE OF CORPSES
”死者蘇生技術”が発達し、屍者を労働力に充てていた19世紀末。ロンドンの医学生ジョン・ワトソンは、100年前にヴィクター・フランケンシュタイン博士が遺した『ヴィクターの手記』を探すよう密命を受ける。その書には、生者同様に意思を持つオリジナルの屍者ザ・ワンを生み出した技術が記されているらしい。ワトソンは新型の屍者を率いて叛乱を起こしたロシア帝国軍従軍司祭である屍者技術者アレクセイ・カラマーゾフが姿を消したアフガニスタン奥地へ向かうことに。カラマーゾフが新型の製造にあたり『ヴィクターの手記』に記された技法を用いたことが十分考えられた。すべての行動を記録する屍者フライデーを伴い、ワトソンの旅が始まる……。