軽蔑
(C)2011「軽蔑」製作委員会
新宿歌舞伎町で、その日暮らしをしているカズ。兄貴分の伊藤から、借金600万円を帳消しにするかわりに、ポールダンスバー「ニュー・ワールド」へ強襲を命じられる。そこは、伊藤が属する組に断り無く賭博をしていたのだ。その店には、カズが恋焦がれていたダンサー、矢木真知子がいた。カズは混乱の中、真知子を連れ出して、駆け落ちをしようと提案した。カズは真知子を連れて故郷へと向かう。豪邸の実家、両親はいつも身勝手なカズにあきれるが、二人を所有のマンションに住まわせる。カズは働きはじめ、真知子は田舎の生活に溶け込もうとしていた。ある日、真知子との結婚を反対され、カズは父親に刃物を向ける事件が起こった。真知子は一人東京に帰り、ダンサーとして生活を始める。傷心のカズは、真知子を追ってクラブに現れ、真知子と結婚したいと言う。再び故郷に戻り二人で暮らし始めるが、カジノ賭博でのカズの借金は想像以上に膨らんでいた。やがて、高利貸しの男、山畑の魔の手が二人に近づいていた。